大切な子供を守るには?防犯対策から見えてくる「大切にしなければいいけないこと」
子供が誘拐などの凶悪犯罪に巻き込まれるニュースを見るたびに、心を痛めている人も多いことでしょう。
まして、子育て中の親御さんにとっては他人事ではありません。
もっとも危険が多いのが、保護者の目も先生の目も届かない登下校時。
そこで、アンケートデータバンクでは、
「登下校時の防犯対策どんなことされてますか?」
というテーマで回答を集めました。
(回答数は223件、うち女性152件・男性21件)
子供の防犯対策への関心が高まるなか、どんな取り組みがされているのでしょうか?
親の目が届かない所で子供の安全を守るためにはどうしたらよいのか、アンケート結果を
参考に、ぜひ考えてみて下さい。
とにかく子供を1人にさせない!第1位は「集団登下校」
今回のアンケートで第1位となったのは「集団登下校」(20.6%)
保護者が特に気にかけているのは、下校時の安全対策。
実は、学年によって授業終了時間がバラバラなため、集団登校よりも集団下校の方が
実施するのが難しいという現状があるのです。
中には集団登校だけ行い、帰りは自由下校という学校もあり、 下校時の方が子供が1人になりやすい傾向にあるようです。
ところで、
「一人にならない。一人にさせない」
という公共広告機構のCMを覚えていますか?
ほんの一瞬だけ群れから離れたシマウマの子供が、肉食獣に狙われる・・・。
このCMを見てドキッとされた方もいることでしょう。
2003年に関西地区で発生した連れ去り事件の82%が子供が1人でいる時に
起きていたため、「地区全体で子供を守ろう」というテーマで作られたCMでした。
今回のアンケートでも圧倒的に多かった回答が、
「必ず友達と一緒に下校させるようにしている」
です。
ただし、中にはこんな意見もありました。
「友達と一緒に帰っても、別れてから玄関までは結局1人になるのでは?」
このように、子供が1人になってしまう「空白の時間」を埋めることが 登下校時の防犯対策の大きな課題となっています。
第2位は、進化を続ける防犯グッズ
子供の連れ去り事件が多発する中、もっとも手軽にできる防犯対策が、 登下校時に防犯ブザーを持たせること。
今回のアンケートで「防犯グッズを持たせる」と答えた人は19.7%、 そのうちの8割が「防犯ブザーを持たせている」という回答でした。
学校や自治体で配布するケースも増えてきましたが、
「ランドセルに付けていてはとっさのときに間に合わないので、
通学時は常に手に握り締めていた方が良い」
という意見があるように、いざという時につかえなくては意味がありません。
不良品でないかどうか、電池が切れていないか確認し、 さらに、とっさの場面でも対応できるように使い方をしっかり子供に教えること、 防犯ブザーを有効に活用するためにはこの3つに注意し、いつでも使える状態にしておくことが重要です。
GPS機能付きの子供用携帯も、子供にとってはある意味、防犯グッズといってよいかもしれません。
アンケートでは、「携帯を持たせる」は5.8%で第5位でした。
ただ、例えGPSが付いていても、誰かに襲われたときに親がすぐその場に駆けつけられるとは限りません。
そこで頼りになるのが、次にご紹介する"地域の力"です。
何より有効なのは"人の目"。第3位は「地域で見守る」
今の世の中を反映してか、第4位となったのが、「付き添う」(13.9%)。
その中で「親が送り迎えする」という回答が半数を占めました。
「親の送り迎えが一番安全なので、時間が許す限り送迎している」
ちょっと前までだったら「過保護」と言われそうなこんな対策も、 何かと物騒な今の時代には確かにもっとも有効かもしれません。
必ずしも親が付きっ切りでなくても、
「当番制で保護者が付き添う」
「途中まで先生が送ってきて親に引き渡す」
という取り組みをしている地域もありました。
しかし、共働きの家庭が増え、送り迎えしたくてもできない親御さんも多いはず。
そんな時、威力を発揮するのが"地域の力"ということで、
アンケート第3位は「地域で見守る」(19.3%)でした。
「手の空いている保護者や地域ボランティアが通学路に立ってくれている」
「自治会でパトロールしている」
「犬の散歩やウォーキングの時間を登下校時間帯に合わせてくれるよう呼びかける」
といた回答がありました。
「スクールガード」という言葉をご存知ですか?
各小学校に登録した保護者や地域住民が、登下校時間帯に通学路周辺の巡回と見守りを
行う学校安全ボランティアのことです。
このように、子供が1人になる状況を作らないために、親や先生だけではフォローし切れない
部分をカバーし、子供の安全を守る"地域の力"が見直されています。
「携帯を持たせる」と同数だった第5位の「通学路に気を配る」(5.8%)については、
学校が中心となって「地域安全マップ」を作成する取り組みがされるようになりました。
これは、子供と一緒に通学路を回り、人通りが少ない場所や交通量が多い場所を
チェックして地図にまとめ、危険な場所を子供たちに認識させるための地図です。
本人の自覚と地域の協力も大事
「知らない人には絶対についていかないように言い聞かせる」(第6位、3.8%)
これは親御さんなら誰でも教えていることだと思いますが、まだとっさの判断が利かず、
人を疑うことを知らない子供に自覚させるには難しい面もあります。
そこで、子供たちを誘拐から守るために警察庁が考案した標語が、「いかのおすし」。
いか=知らない人にはついて「いか」ない
の=知らない人の車に「の」らない
お=「お」おきな声で叫ぶ
す=「す」ぐに逃げる
し=何かあったら「し」らせる
テレビでも紹介されたことがありますが、ご存知でしたか?CDも発売され、 小さな子供にも浸透するよう工夫されています。
さまざまな取り組みがありますが、やはり一番有効なのは、"人の目"。
そこで、「地域の人たちが見守ることが何よりの防犯」という考えから、
今まで敬遠されがちだった地域コミュニティが見直されています。
今回のアンケートでも、
「近所付き合いを大切にする」
「できる限り大人が目を離さないようにするために、近隣同士の協力が不可欠」
という回答がありました。
もしかすると、「近所付き合いは面倒」「仕事があるから地域活動をする時間なんてない」 という親御さんもいるかもしれません。
しかし残念なことに、今や親の力だけで子供を守るのは難しくなってきているのが
現状です。
そして、今回のアンケート結果から見えてくるのは、子供の防犯に限らず、
安心して暮らせる街づくりのためには地域住民の協力が不可欠ということ。
かけがえのない大切なお子さんを守るためにも、今回のアンケートをきっかけに、
近所付き合いについてもう一度考えてみてはいかがでしょうか?
(データ概要) 調査主体 :アンケートデータバンク 集計期間 :2005/12/06〜2006/01/09 集計場所 :協力サイト上 対象者 :サイト訪問者 質問内容 :登下校時の防犯対策どんなことされてますか? 回答数 :223(女性 152 男性 21) データ形式:エクセル2003で作成 販売価格 :1,050円(税込)
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